【就活の失敗談】関関同立の私が就職活動で社会の厳しさの洗礼を受け、絶望するまでのお話

この記事でわかること
  • 就活を絶対に成功したい人は見るべき失敗談がわかる
  • 就活を失敗しないための考えが身に付く
  • 就職活動に必要な用語・考えが養える

 

「第一志望の企業に就職できるだろうし、それが無理でもなんとかなる」


そんな風に就職活動に対して甘い考えを抱いていた、大学4年生の3月。

「世間的にはまぁまぁ高学歴と言われる部類の私立大学に入学し、ブログやヒッチハイク、ディベートなど他の人とは違う経験をした私なら、絶対に就活はうまくいく」という根拠のない自信がありました。

しかし、半年後の9月に僕が口にしていたのは、あぁ、もうこのままどこの企業にも内定がもらえないなら死にたい」という言葉でした。


つまり、私は就職活動に失敗しました。

今現在は休学をしており、大学5年生として就職活動を行っております。

本やWebサイトなどの媒体では就職活動の成功談は語られても、失敗談が語られることは少ないです。だからこそ、なぜ就職活動を失敗してしまったのか私自身の経験をもとにお話していきます。


今、このページを読んでいる人は、私と同じ轍を踏むようなことをして欲しくない。

 

だからこそ、今回は私がどのように失敗してしまったのか?どうすれば良かったのか?について赤裸々に語っていきます。

就活の失敗原因①夏・冬のインターンに行く数を絞り過ぎてしまった

本題に入る前に結論から言うと、「とにかく興味があってもなくても時間があるならインターンへ行け」と言うことです。

就職活動は、アクションを起こせば起こすほど情報が集まったり、選考に有利になる機会が多いです。

人生の分岐点である「就職活動」。学歴がある人もない人も行動に移すことをおすすめします。

「インターンなんて所詮、企業説明会みたいなものでしょ」この考えが仇になることも知らずに

私は大学3年生の夏頃から就職活動を始めました。

しかし、その当時の考えは、「インターンなんて所詮、企業説明会みたいなものだ」という考えでした。

というのも、既に内定を得ていた先輩に相談しても、「インターンに行っても意味がなかったから今のうちに遊んどけ」というようなアドバイスが多かったのも一要因です。

私は、そのアドバイスと自分の考えが一致したため、特に精査することもなく、早期選考のあるインターンを3社行った程度でした。

 

実は、この時の行動が後々、突き指のようにじわじわと自分を苦しめることになるとは思いもしませんでした。

振り返って見ると、インターンに行かなかったことが原因で就活に5つの悪影響がでてしまった

  • 早期選考に乗ることができた企業がほとんどなかったこと
  • 早期選考の企業に全てをかけて就活をしてしまったこと
  • インターンで落ちる経験をしなかったことで本選考で落ちてメンタルをやられたこと
  • 学外の就活仲間を作ることができなかったこと
  • 就活で得る情報が偏ってしまい、広い視野で企業選びできなかったこと

私がインターンに参加した企業は、夏・冬合計で3社でした。このことが要因で上記のような悪影響をもたらしました。

僕の就活の失敗原因は、ほとんど全てインターンに起因してくると言っても過言ではありません。

「とにかくインターンには行っておけ!」ということをこの章では一番に伝えておきたいです。というより、企業の接点を増やすことがめちゃくちゃ大事になります。

話は逸れるが、生存バイアスという言葉は知っておいたほうがいい。

補足になりますが、生存バイアスという言葉は就活生なら絶対に知っておきたい言葉です。

生存バイアスとは

成功した戦略や体験だけに注目して、失敗したものに着眼点を置かないことです。

つまり、私の場合は、先輩のインターンに行かずに成功例だけに注目して、インターンに行かなかったことで失敗例に目を向けなかったことが敗因だったわけです。

先輩の意見やネットの記事、親や大学教授などの意見を聞くことは大いに結構です。

しかし、あくまでもその意見は参考程度にして、自分自身の頭で考え、行動することが就活を笑って終えるためには必要不可欠であると痛感しました。

就活の失敗原因②インターンの評価が良い=内定と勘違いしていた

大学3年生の1月の長期インターンで優勝を経験し、メンターからも評価される

私はインターンに応募した大手3社に全て合格しました。

その中の一社の某化学メーカーでは、その企業の技術を使って、ビジネスコンテストを行うと言うものがあり、2ヶ月間の長期インターンで見事優勝を果たすことができました。


メンターの方からも人事の方にも

「〇〇君なら絶対うちの会社受かるよ」

「〇〇君と一緒に来年の春から働くことを楽しみにしてる」

また、役員の方にもビジネスコンテストでは

「君のプレゼンは素晴らしい。」というように大絶賛していただきました。

 

もちろん、僕自身もその企業が第一志望だったため、「この企業の対策さえバッチリしていれば就職活動も終えることができる」という考えを抱いていました。

早期選考に無事に乗ることができ、初めての面接が最終面接となる

無事早期選考に乗り、大学4年生の4月に迎えた最終面接。

結果として、内定はいただけませんでした。


今振り返ってみると、最終面接の敗因は三つあると考えています。

一つ目は、人事が内定を出すのではなく、最終的には役員の人が内定を出すということが頭から抜け落ちていたこと。

いくら人事に褒められようが、メンターに後押しされようが、最終面接をする役員がこの人はうちに合わないと思えば、内定はもらえません。

二つ目は、OB訪問を行うなどで企業で働いている生の情報を仕入れることをしなかったこと。私の場合、その企業の営業では英語力が求められているにも関わらず、私が英語の素養がないと判断されたのが一要因でした。

 

三つ目は、面接慣れをしていなかったこと。インターンをはじめ、本選考をあまり受けずに最終面接を迎えたことで、めちゃくちゃガチガチに緊張してしまったことが大きな要因と考えています。

 

とにかく、インターンでどれだけ結果を残そうが、内定を得るまでは安心するな!ということをお伝えしたいです。

就活の失敗原因③面接で落ちた経験がなく、本選考でメンタルブレイク

私は大学4年生の3月にESを提出した企業は、10社程度でした。他の人と比べると、物凄く数が少ないです。

そして、先ほど早期選考に乗った某大手化学メーカーは自信があったにも関わらず、不合格。

この不合格から順調に行っていたはずの僕の就活人生の転落は始まってしまいました。

面接で落ちる=社会不適合者という烙印を押された気分を味わう

はじめに言っておきます。

面接で一度も落ちずに就職活動を終われる人は限りなく少ないです。そのことをいくら頭の中でわかっていたとしても初めて面接で落ちると相当落ち込みます。

特に僕の場合、インターンで優勝の経験や人事の方に絶対大丈夫という言葉を信じていたにも関わらず、その企業に落とされたことにより、不貞腐れてしまいました。

 

その結果として、

「もう後がない」

「次の企業も落ちるのではないか?」

「面接が怖い」

 

と1ヶ月間、うつ状態になってしまってました。そこから連鎖のようにどんどん自信を失っていき、9月にはまさに廃人でした。

だからこそ、早めにインターンで「落ちる」経験をしておいた方がいい

だからこそ、3年生の夏や冬のインターンで面接で落ちる経験をして欲しいです。もし、今この記事を読んでいる人が大学4年生の1月や2月でも本選考を受ければいいので「とにかく早めに落ちる経験をするべし」

 

とにかく、落ちる経験をして、初めて就職活動というものはスタートラインに立てるものと考えてください。

「落ちて当たり前。そこからどう改善するのか」ということを頭だけではなく、体にも染み込ませることで試行回数を増やしたり、失敗から原因を探すなどの努力をすることが大切です。

就活の失敗③受ける業界・企業を絞り過ぎてしまった

この記事を見ている人の中には、「絶対にこの業界に行きたいんだ!」という思いを抱いている人はいると思います。

その業界に対する思いは大切にして欲しいですが、絶対に他の業界も見ておくことをおすすめします。

 

その理由は二つあります。

一つ目は、どれだけあなたがこの業界で働きたいと考えていても全く業界に向いていない場合があるから。例えば、化学メーカーを志望していたとしても、実は航空業界の方人間性としては向いていたなど・・・。

二つ目は、サンクコスト。時間をかければかけるほど、その業界に対する思いは強くなっていきます。その結果、的を絞り過ぎて就職活動がうまく行かなくなってしまうことがあるということです。どういうことかこれは後述します。

インターンの中で感じた化学メーカーに行きたいという思い

先ほど述べたように私は2ヶ月間、某化学メーカーのインターンへ行きました。

そのインターンの中で「理系の人と一緒に働くのって知的好奇心が満たされて死ぬほど楽しいやん」ということでした。

もっと他の企業のインターンや説明会に行っていれば、この考えに縛られずに就職活動を行うことができたと思いますが、少ない情報の中で考え出した答えは間違っているか、他に最適解が存在することが多いです。

 

しかし、私はその考えに至らずに、私は化学メーカー以外の企業にESを出さずに本選考に臨みました。

そして、第一志望の企業の化学メーカーを落ちてしまってから 他の化学メーカーの選考もボロボロと落ちていき、終いには なぜ化学メーカーを志望していたのかわからなくなる状況まで陥ります。

確かに、違う分野の勉強を専攻している人と一緒にアイデアを考え出すことは楽しかったのですが、別に理系に拘らなくてもいいんじゃないのかという答えになったり・・・。

しかし、サンクコストの呪縛で化学メーカーに縛られてしまった

就活生なら絶対に知っておきたい言葉その②は、サンクコスト効果です。

サンクコスト効果とは

回収不能になった時間やお金を惜しんで誤った意思決定をすること

僕の場合、これまでずっとインターンから本選考まで化学メーカーに絞って就活をしていたにも関わらず、そこから方向転換して別の業界にすることが怖かったという部分があります。

7月ごろには、化学メーカーのみならず、他の製造業にESを出すようになりましたが、はじめから別の業界を見ていればもっと楽に就職活動ができていたのではないかと思います。

就活の失敗の原因④二次募集以降でESを出すのが怖くなってしまった

エントリシートの提出期限は、多くの企業が一次募集が3月〜5月。二次募集が5月の中旬から夏までの場合がほとんどです。

私の場合、一次募集でエントリーシートを提出した企業は全滅でした。

だからこそ、二次募集を行っている企業にESを出さなければいけなかったのですが、もうほとんど採用枠は埋まっているのではないかと疑心暗鬼になり、ここでもESを提出した企業は少なかったです。

就活に関する情報を浴び過ぎてしまったことで翻弄されてしまう

インターネットで「就活 二次募集」「就活 5月持ち駒なし」など検索をすると、

「二次募集の企業の採用枠は極端に減っていて、今まで部活や留学などをしてきた高スペックだけど内定を持っていない人達が参入するから厳しい」ということが書かれている記事を散見します。

その記事を見た私は、就活の初期にはあったはずの自信が、ネットの記事を漁れば漁るほど消耗されていきました。

 

特に就活と一旦距離を置いて、響いたツイートがこのツイート。

インターネットやSNSで就職活動の情報を集めることは時に有意義な情報を提供してくれますが、時には毒となるということを踏まえて就活に挑んで欲しいです。

就活の失敗の原因⑤絶対に大手しか行きたくないという大手病だった

私の就活の軸(本音ベース)は、「福利厚生」「給料」「残業がない」というものでした。だから自ずと大企業しか選択肢がなくなるわけです。そして、化学メーカーを選んだ理由も上の就活の軸の影響もあります。

でも、私は「学歴があろうと、なかろうと大手だけではなく中小企業も見ろ」ということを3月の自分に伝えたいです。

WII CAN MUSTの自己分析をしていれば、大手一本の考え方にはならなかった

就活生なら、一度は見たことがある。WILL(やりたいこと)CAN(できること)MUST(譲れないもの)という図。

この三つの円が重なるところが大きくなればなるほど理想の自分に近づけるというものです。

私は初めてこの図を見たときに「こんなもの別に使わなくても自己分析できる」と考えていました。しかし、私の脳内の考えは上の図のように「できること」「やりたいこと」を蔑ろにして、「こうなりたい」という気持ちが強すぎて大手化学メーカー1本に絞ってしまいました。

だからこそ、MUST(譲れないもの)だけを大きくするのではなく、自分が得意なことややりたいことを成長させることが大切です。

今、冷静に考えてみてば、本当に化学メーカーに行きたかったのか?と言われると、僕は「譲れないもの」の比重が大きかったが故の判断だったなと思います。

 

まとめ:就活を失敗しないためにはどうすればいいのか?

  • 時間があるうちにインターンに行きまくること
  • 本選考で落ちて病まないように練習をすること
  • 広く業界を見ておくこと
  • 二次募集に行くまでに就活を終れるようにESを出すこと
  • 大手だけではなく、中小企業にもESを提出すること

「企業との接点を増やす」だけで私の失敗の多くは未然に防ぐことができました。というのも、業界を知ることや中小企業も見ることなどインターンや説明会など暇な時期に参加するだけでもっと視野が広がっていたなぁと思うからです。

 

就活2年目の僕は、「とにかく企業との接点を増やし、自分の知見を広げる」ことに注力しています。

大変な時期ですが、一緒に頑張りましょう!

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