大学3年生でゼミ選びで絶対に後悔したくない人
本気で時間をかけて自分自身が納得感を得られるゼミを選びたい人
ゼミ選びって何を基準に選べば正解なのかわかりませんよね。
就活に役立ちそうなゼミを選べばいいのか、自分の興味関心に基づいてゼミを選べばいいのか
何を基準に選べば今後の自分が後悔しない選択をできるか不安になる時期ですよね。
今後の大学生活が有意義に過ごせるかどうかの分岐点だからゼミ選びに悩んでしまう・・・
やりたいこともないし、何を軸にゼミを選べば将来後悔しない選択ができるんだろう?
そのようなゼミ選びに真剣に悩んでいる方向けに今回、記事を執筆しました。
最初に言っておきますが、評判が良い人気ゼミ=自分に合ったゼミという考え方は捨ててください。
そこで今回はあなたが今後絶対に後悔しないゼミの選び方についてお話しします。
ゼミを選ぶにあたって、準備しなければいけないことは2つあります。
①ゼミ活動にあなたが何を求めるか目的を考えること
②ゼミに関する情報集めをすること
この2つをしっかりと行うことであなたが後悔しない選択肢を取ることができるゼミを選ぶことができます。
ゼミ選びって面倒臭いと考える人が多いので、この二つを怠ってしまう人が多いんですが、
逆にこの二つをしっかりやることができれば、ゼミ選びもゼミに合格するのもグッと近づきます。
ゼミに求めるものは、人それぞれ違います。
しかし、多くの人は過去のゼミの倍率や他の学生からの人気からゼミを選ぼうとします。
また、逆も然りで、自分自身に自信がないからこそ、倍率の低いゼミにしようと選ぶ傾向になります。
ゼミの人気と自分がゼミに求めているものに関係性がないにも関わらず、倍率や人気度合いから決めてしまう人が多い事実。
だからまず、自分の心に従って、ゼミに何を求めているか、本音ベースで紙に書き出しましょう。
いやいやいや、ゼミに求めているものがわからないから困ってるんだよ・・・
確かにそうですね。
では、今から書き出して欲しいゼミに求めるものの一例を挙げてみます。
例えば、
・趣味のゲームに時間を割きたいから楽に単位を貰えるゆるいゼミが良い
・とにかく、可愛い女の子が集まるゼミで最高に可愛い彼女を作る
・企画職に就きたいからマーケティングを勉強したい
・ゼミ同士の仲が良いゼミで大いに青春を謳歌したい
・就職活動で外資系企業に行きたいから強い学チカを書けるゼミに入りたい
などここでは誰かに見せるわけではないので、どんなに恥ずかしいことでも大丈夫。
志望理由書で使うわけでもないので、とにかく自分の心に従って紙に書き出すことが重要です。
ここで逆に見栄を張ると、後々ゼミが決まった時に『なんでこのゼミにしたんだ』と後悔します。
ちなみに、頭の中で考えるのではなく、紙に書き出すのも大事です。
人は自分の考えていることを頭の中に留めていると、忘れてしまったり、同じ考えがぐるぐる回ってしまいます。
とにかく、自分の欲求に従って紙に書き出すことを意識しましょう。
記事を読むだけではなく、実際に実践してみよう。
正解や不正解はないし、紙に書き出す作業は5分程度で終わるので、とにかく書き出してみる。
ゼミ選考に向けた第一歩だ。
ゼミに何を求めているかわからない人へ
ただここまで見ても、ゼミに何を求めているかわからないという人もいるでしょう。
したいことがあったらゼミ選びで悩まないという人のために、自分がゼミに何を求めているのかを知るヒントを与えます。
逆にしたくないことをリスト化することです。
・絶対に卒論を書きたくない
・夜遅くまでゼミ活動に勤しみたくない
・ゆるいゼミに入って大学生活を無駄にしたくない
・就活にモチベーションの低い人達と関わりたくない
・チャラい人がいるゼミに入りたくない
・飲み会の頻度が多いものは嫌だ
ここで、ゼミで絶対にしたくないことの優先順位を決める必要性はないです。
ここでも、とにかく頭に思い浮かんだものを全て紙に書き出すこと。(音声入力でも可)
そして、紙に書き出すときは、箇条書きではなく、自分の頭に浮かんだ言葉をそのまま書き出してみて。
したいこと・したくないことをまとめたメモは、今後のゼミ面接やESの中で使える場面が出てくるので、後回しにせず今すぐやることがおすすめ!
ゼミに何を求めているか自分の中で理解するのと同時並行で、各ゼミの情報を満遍なく集めてください。
ゼミの情報をどのように仕入れればいいのかわからない人は下記の3つの方法を試してみてください。
①ゼミの公式説明会に参加する
②ゼミの教授の研究室に足を運ぶ
③ゼミ生にアポイントを取って話を聞く
ゼミの公式説明会に参加する
ゼミ選考の応募が開始される前に、大抵の場合、ゼミの説明会が行われます。
ゼミの公式説明会にはできるだけ多く足を運んでください。
ゼミの説明会に参加するだけで様々な情報が得られます。
例えば、
・ゼミの説明会は少人数か全員参加か
・ゼミ生同士の仲は良いのかどうか
・真面目系とチャラい人の割合は?
・プレゼン能力が他と比べて高い?低い?
・イケメンor可愛い子は多いか
などそのゼミが集合体として集まったときに、どのようなゼミなのか説明会に参加するだけで見えてきます。
また、ゼミの説明会に参加していないと、
志望度合いが低いんだなと思われ、エントリーシートで足ぎりを食らう場合もあります。
ゼミ説明会では何も得られないと思いがちですが、このゼミは「なんとなく嫌」などの情報を得ておくだけでも後悔する確率はグッと下がります。
ゼミの先輩にアポイントを取って話を聞く
ゼミの先輩に話を聞くと、ゼミの当事者の話が伺えるので、自分がゼミに入る目的が達成されるかどうかの判断材料に使えます。
ゼミの先輩には、最低でも3人に会っておくことをおすすめします。
ゼミの先輩に3人以上会うメリットは二つあります。
一つ目は、先輩から得られるゼミの情報が偏らないこと。
一つの情報に対して、3人が全員一致であれば、その情報は真であると言えるでしょう。
例えば、ゼミの先輩3人が「うちのゼミは、ガチゼミだから覚悟が必要だよ」というように言えば、そのゼミはガチゼミの可能性が大いに高いです。逆も然り。
二つ目は、先輩に会うことで、その後にそのゼミを志望したときに選考が有利に働く場合があるからです。
まだゼミを決める段階だから選考のことなんて気にしない!という人は少ないでしょう。
やはり、ゼミの先輩も人間。
ゼミに対して、先輩にアポイントを取ってまで話を聞きにくる熱意の高い人は、選考でなんとかしてあげようという気持ちが働くでしょう。
教授の研究室に足を運び、話を聞く
そのゼミに所属していた先輩の進路先や、ゼミに求めている人物像、ゼミで一番力を入れたいと思っていることなどゼミの教授に話に聞きにいくのが、ゼミの情報を集めるのに一番効率的です。
また、ゼミ活動は基本的に、ゼミの先生が毎週、少人数形式の授業を行います。
そのゼミの教授と自分自身が仲良くやっていけそうかどうかなど知っておくのは、ゼミに入った後に後悔しないかどうかの分かれ道。
事前にメモ書き程度でいいので、質問を用意しておくと好印象を持たれるよ!
さてここまでで「ゼミに対して求めているもの」または「ゼミで絶対にしたくないこと」を書き出せかと思います。
ただその上記の二つを書き出しただけでは、自分に最適なゼミがどのようなゼミかわかりません。
書き出した上で自分に最適なゼミを選ぶ具体的な方法は下記の3点です。
①「ゼミに対して求めているもの」から2つ軸を決め、ゼミを選ぶ
②各項目を点数化して一番高い点数のゼミを選ぶ
③各項目に係数をつけて一番高いポイントのゼミを選ぶ
各項目について詳しく話していきます。
ゼミに対して明確な目的を持つことができた人は、2つの軸で考えてみてください。
例えば、二つの軸を「興味のある分野」「ガチゼミ」を基軸にした場合、下記の画像のようになります。
事前に考えたゼミに入る目的と先輩や説明会から仕入れた情報を合わせ、下記のようなポジショニングマップを作成します。
この場合だと一番右上のゼミを選べば後悔することはないはずです。
メリットは「少ない情報で判断することができる」
上記の例で言うと、興味のある分野かどうかは自分の中ですぐに答えがでると思うので、先輩やゼミの説明会で知らなければいけないことは、「ガチゼミかどうか」だけです。
少しの情報だけでゼミ選びに臨むことができますし、
志望理由書を書くときも、上記の画像を差し込んで説明するだけで納得感を相手に与えることができます。
デメリットは、「自分の考えた目的全てをフォローすることができない」
一番初めに、あなたがゼミに求めているものを書き出してもらいました。
上記の方法を使用すると、あなたが書き出したゼミに入る目的の全てをフォローすることができません。
つまり、図を書くときに設定した二つの項目以外は、考慮されていないということです。
「各項目を点数化して一番高い点数のゼミを選ぶ」というのは、あなたが書き出したゼミに求めるものに対して、各ゼミが当てはまるか、当てはまらないのか判断する方法です。
文字では分かりづらいと思いますので下記の図をみてください。
橋田ゼミ | 椎名ゼミ | 岡部ゼミ | 牧瀬ゼミ | 天王寺ゼミ | |
---|---|---|---|---|---|
ガチゼミか | |||||
興味のある分野か | |||||
教授と気が合うか | |||||
就活に強いか | |||||
合計 | 5点 | 7点 | 6点 | 2点 | 5点 |
「◯」に2点「△」に1点、「×」に0点とし、全体の合計点の中で点数が高いもののゼミを選ぶという方法である。
この場合の合計値の一番点数が高いのは、椎名ゼミであるため、選ぶべきゼミは椎名ゼミであるという結論に至ります。
メリットは「全ての情報を加味することができる」
あなたがゼミに求めているものすべてを基準に判断することができ、自分の意思決定に納得感を得られることが最大のメリットです。
ゼミにおいてここだけは譲れないという部分がない場合や求めているものの優先順位が特にない場合は、この方法で自分に最適なゼミを選ぶことができる。
デメリットは、「譲れないものがある場合、適していない」
「絶対に自分の興味のある分野を学びたい」というようなゼミに対して、何かしらの譲れない価値観がある場合は、この方法を使うことをおすすめしません。
なぜかというと、この方法はゼミに求めている項目の全ての価値を平等に判別しているから。
各項目に係数をつけて一番高いポイントのゼミを選ぶというのは、
自分がゼミに対して求める項目の中で優先順位を決め、その優先順位に基づいて、全ての項目の合算値によってゼミを選ぶ方法です。
二つ目の方法と大きく違う点は、項目を平等に評価するかしないかという差になります。
よくわからないと思うので、下記の図をみてください。
橋田ゼミ | 椎名ゼミ | 岡部ゼミ | 牧瀬ゼミ | 天王寺ゼミ | |
---|---|---|---|---|---|
ガチゼミか(×1.0) | |||||
興味のある分野か(×0.5) | |||||
教授と気が合うか(×1.5) | |||||
就活に強いか(×3.0) | |||||
合計点数 | 11.5点 | 15点 | 16点 | 5点 | 10.5点 |
「◯」に3点、「△」に2点、「×」に1点とし、各項目の優先順位順に係数をつけます。
上記の図の場合の優先順位は、
という順序になる。
この優先順位をつけた後に、それぞれに対して「係数」つまり大切にしたい要素に対して倍率をかけます。
上記の図の場合、選ばれたのは、岡部ゼミです。
メリットとして、「全ての情報を網羅しつつ判断できる」
2つ目の方法と大きく違う点は、自分の優先順位が高い項目がゼミ選択の決定に反映できる点です。
特に、「就職活動に活かせるゼミに入りたい」「美男美女に囲まれるゼミ生活をしたい」など相対的に優先したい事項がある人には特におすすめの方法です。
自分がゼミに求めているものは何か、ゼミの情報を集めるなど時間はかかります。
しかし、後悔しないゼミを絶対に選びたいのであれば、この方法しかないと断言できます。
デメリットとして「時間がかかる」
この方法は、特に時間がかかります。
特に前述したような「係数」をつける判断に迷う方が多いかと思います。
ここの「係数」の付け方次第で、最終的なゼミが決まってしまうので、本当にこの倍率にして良いのか注意深く判断しましょう。
選び方は人それぞれあります。
ここまで紹介した方法はあくまで一例ですし、正解はありません。
ただ、あなたが納得感を得られる方法でゼミを選んで欲しいです。あの時の自分が選んだ道を後悔してほしくない。
ゼミを選ぶときに必要な前準備は、
・自分がゼミに対して何を求めているのか赤裸々に紙に書き出すこと
・ゼミの情報をゼミの先輩や教授に話を聞いて集める
ゼミを選ぶ方法は、3つの方法があり、
・「ゼミに対して求めているもの」の中で二つ軸を決め、ゼミを選ぶ
・各項目を点数化して一番高い得点のゼミを選ぶ
・各項目に係数をつけて一番高いポイントのゼミを選ぶ
ここまでしっかり読んでくれた人は必ず、自分の納得の行くゼミに入ることができます。
ゼミ選びで悩みがあれば、コメント欄に書き込んでいただければ返信しますので!